仲良し地味くんは私の隠れ護衛でした。
どうして私の名前知ってるんだろう、なんて考えながら、忍くんに送ってくるねと言って、保健室へと向かって行った。


丁寧に手当をしてもらった女の子。

私はもう教室だ行こうとしたのだけれど、話したいことがある、と止められてしまった。


「し、椎名さん……!その、実は、ずっと前からあなたが好きでした……!!」

「……へっ!?」


す、好き!?


「あ、あの、恋愛的な意味ではなくて……あなたに憧れていたんです!上品でお淑やか、誰にでも優しいあなたに……!」

「そ、そんな……」


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