仲良し地味くんは私の隠れ護衛でした。
「もう少しいてよ、そうだショートケーキ用意してるんだ。千幸ちゃん、食べない?」
「え!いいの?」
「もちろんだよ。ほら忍も」
「……しょうがない。千幸が食べたいなら」
「ありがとう忍くん……!」
私のために認めてくれた忍くんに心からありがとうを言った。
そうすると、少しほっぺを赤くした忍くん。
なんだか可愛くて、ついくすっと笑ってしまった。
「よし、じゃあ行こう。こっちだよ」
綾人くんに再び案内されて、歩いて行く。
「綾人くんのおうち、とってもすごいね!」
「そうかな?嬉しい」
忍くんの家もそうだけど、2人って本当にすごい人なんだなぁってまた思っちゃう。
「俺の屋敷の方がすごいんじゃない?」
忍くんにそんなことを聞かれる。