仲良し地味くんは私の隠れ護衛でした。
俺が護衛を頑張って、千幸に褒めてもらえて……頑張ったかいありで、よかった……。


帰ってきたことだし、そろそろ宿題するか。


机に座って、ノートを広げた。


数学の宿題からやることに決めて、シャーペンを筆箱から取り出しスタートしたのだが。


千幸、数学がわからないって言ってたっけ。


頭の中はすぐに彼女のことでいっぱいになってしまった。


……そういえば、今度一緒に勉強するって約束をしたな。


まだ日にちと場所は決まっていないけれど、きっとすぐにその日は来る。


ちゃんと、教えられるように勉強しなぎゃだな。


こうして真面目に勉強を開始したのだった。



***


そして、時刻は夜9時半。


【忍くん!今日も話せる?】


スマホにメッセージが届いていた。


【話せるよ】

【やった!】


送られたメッセージが可愛いって、どういうことだろうか。

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