仲良し地味くんは私の隠れ護衛でした。
屋敷に帰ると、珍しくお父さんがいた。


「お父さん!おかえり!」

「おお千幸、ただいま。大丈夫だったか?」

「うん!同級生の男の子が守ってくれたの!」

「そうかそれはよかった!黒瀬くんだろう?」

「うん!」


じいやたちから聞いたのかな?


「これからも千幸のこと、守ってくれるから安心するんだぞ?黒瀬くんは千幸の騎士みたいなもんだ」

「騎士……!なんだかすごいね!」

「ああ、安心して学校生活を送るといい」


ポンポンと頭を優しく撫でられる。


「ふふっ、うん!」

「今日は早く帰って来れたんだ。久しぶりに、家族全員で夜ご飯にするか」

「うん!」


ふふっ、楽しみだなぁ。


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