仲良し地味くんは私の隠れ護衛でした。
教室に着いてから……恥ずかしくて、頬を押さえっぱなしだった。
だけど、忍くんの席は斜め後ろ。
どうあがいても、この距離は保たなければいけない……。
うう……今日は合わせる顔がないな……もう1人で帰ろう……。
少し寂しいけれど、それ以前にもうどうしようもなくドキドキしているので、絶対に1人で帰ると誓った。
家に帰ったら、胡桃ちゃんに相談してみよう……。
その後、忍くんと喋ることはなかった。
恥ずかしくて、申し訳ないけれど無意識に避けてしまっていたのだ。
そして、迎えた放課後。
ササッと校舎から出て、歩き出す。
一応、今日は1人で帰るから送らなくて大丈夫たよ、とは連絡を入れておいた。
これで、一安心……。
そう、思ってしばらく歩いていたところだった。
「あ、椎名ちゃんじゃん」
「うわー、思ってたより可愛い」
「えっ……?」
目の前に現れたのは、おそらく一個上の先輩方だ。
だけど、忍くんの席は斜め後ろ。
どうあがいても、この距離は保たなければいけない……。
うう……今日は合わせる顔がないな……もう1人で帰ろう……。
少し寂しいけれど、それ以前にもうどうしようもなくドキドキしているので、絶対に1人で帰ると誓った。
家に帰ったら、胡桃ちゃんに相談してみよう……。
その後、忍くんと喋ることはなかった。
恥ずかしくて、申し訳ないけれど無意識に避けてしまっていたのだ。
そして、迎えた放課後。
ササッと校舎から出て、歩き出す。
一応、今日は1人で帰るから送らなくて大丈夫たよ、とは連絡を入れておいた。
これで、一安心……。
そう、思ってしばらく歩いていたところだった。
「あ、椎名ちゃんじゃん」
「うわー、思ってたより可愛い」
「えっ……?」
目の前に現れたのは、おそらく一個上の先輩方だ。