仲良し地味くんは私の隠れ護衛でした。
スマホをよく見れば、朝も迎えに行くねと連絡が入っている……。


せっかく来てもらったのに、断るのも申し訳ない……。


仕方がないので、恥ずかしいのを我慢して行くことにした。

告白、しちゃったのに……避けられてないってことは、別に私のこと嫌いじゃないってことだもんね?


メールでも、そう言ってくれていたし……。


そう考えながら、お見送りされて、玄関の扉を開ける。

しばらく庭を歩くと、忍くんがいた。


「おはよう椎名さん」

「お、おはよう忍くん……ご、ごめんね連絡気づかなくて……」

「いや、俺も急にごめん」

「そ、そんなことは……」


うう……顔見て話せないよぉ……。


目線を逸らして、トボトボと歩き始める。


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