私の人生
中学3年の時、母親にこう言われた。
「高校は、好きなところに行かせてやる」と。
でも私の家は、暗黙の了解で公立高校。部活は、必ず運動部と決まっていた。
そして中3の夏休み偏差値が高い高校から低い高校まで幅広く見学に行った。そして私は行きたい高校を見つけた。偏差値は低いが、私の脳みそと同じくらいで入りたい部活も見つけた。ボート部。なかなかなくて、それもっ魅力の一つだった。帰宅後、私は母親の顔色を伺いながら聞いてみた。
「お母さん、希行きたい高校見つけたんだ。今日見てきた向日葵高校に行きたい。」
そしたら、母親の顔色が、少し変わったように思えてこう言う。それは、当時のわたしを思う言葉はなく
「お母さんね、再婚するんだ。それでね、引っ越すの。あなたと一緒に住みたくないし面倒も見たくない。おばあちゃんちに、引っ越してくれる?そしたらおばあちゃんたちも喜ぶと思うしお母さんも清々するわ。」
「え?お母さん…ってことは白薔薇高校に行けってこと?」
私は、1番白薔薇高校に行きたくなかったのだ…。理由は簡単。世間に馬鹿にされるから。
「そうよ。まあ、再婚してもあんたはまだ学生だしお母さんの戸籍には残るけど、一緒には暮らさないわ。」