私の人生
そこからというもの、私は受験生ではあったが学校に行かなくなった。自分の携帯を持っていたから学校に行かなかった日は、担任から電話がかかってきていた。
「希ちゃん、おはよう。今日学校は?」
「先生おはよう。行かないよ。休む。」
「どうしたの?」
「行きたくないから行かない。」
「そう。わかったわ。明日は来るのよ?」
「気分次第」
そう言って電話を切った。
担任の先生も家庭環境を知っているからか
あまり干渉してこなかった。
母親に、高校を指定されてからは必要な出席日数だけ登校してあとは家で寝て過ごしていた。正直、家にいるのも地獄だったが、学校に行く意味がわからなくなってしまった。