私の人生

再婚

ある日突然、母親から家族全員私の住んでいるおばあちゃんちへ集まって欲しいと連絡が来た。当時の私は、毎日部活があり部活合間を縫ってはバイト三昧だった。

「先生、母親から連絡が来て今週の土曜日家族全員ばあちゃんちに集まるようにとのことなので大会前で申し訳ないのですがお休みさせてもらいます。」

「うん、わかった。全員集まるのなら大事な話なんだろう。」

と休んだ。
これが後々後悔することになるなんて。

- - - - - - - 当日- - - - - - - -
知らない男の人とお爺さんと母親が来た。
既に、家族は揃っていた。

「あのね、突然なんだけど」

と一枚の紙をテーブルに差し出した。

「これは何？」

その場にいた全員が思ったことだった。

「再婚しました。この方が勝也さん。
その隣は勝也さんのお父さん。」

と母はいう。

全員言葉を失った。

「は？」

これは私の内心。

「まだの希は高校生でかなえ（次女）は高校出ているから、希から下3人は養子縁組として
手続きしたから。」
と。

「え？勝てすぎない？苗字変わるなんて聞いてないし、この先どうすんの」
と私は、我慢の限界だった。

「苗字は、変わってもいいと言ったでしょ？」
「あれは、周りにもいる苗字だったからで」
「まあ、もう手続きしちゃったから」

私は、絶望感に襲われた。
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