絶対にずっと好きだと証明しましょう
「じゃあ他の人と一緒にいたいならそれでいいなんて樹が言ったのは、私がユーゴさんに心移りしていると勘違いしてたってことですか? 他の人ってユーゴさんのことを指してたってことですか?」
いくらなんでもそれはないだろうと、楓はユーゴに詰め寄った。
「けど樹はなんで俺の話をうのみにしたんだろうな。いつも俺の話に疑り深い樹が楓ちゃんに確認しもせずに。て、だました俺がいうのもなんだけど」
「そうですね、だましたユーゴさんに言われてもむかつきますけど、樹は私のこと全然信じていなかったってことですかね」
悲しい、空しい、恨めしい。
そんな思いをこねて丸めた大きな塊が胸につかえ、楓はうなだれた。
ユーゴが目の前の枝豆に手を伸ばす。
樹も枝豆が好きだった。
長くて骨ばった指で緑のサヤをキュッとつまんで食べる姿を思い出し、楓の胸が疼いた。
いくらなんでもそれはないだろうと、楓はユーゴに詰め寄った。
「けど樹はなんで俺の話をうのみにしたんだろうな。いつも俺の話に疑り深い樹が楓ちゃんに確認しもせずに。て、だました俺がいうのもなんだけど」
「そうですね、だましたユーゴさんに言われてもむかつきますけど、樹は私のこと全然信じていなかったってことですかね」
悲しい、空しい、恨めしい。
そんな思いをこねて丸めた大きな塊が胸につかえ、楓はうなだれた。
ユーゴが目の前の枝豆に手を伸ばす。
樹も枝豆が好きだった。
長くて骨ばった指で緑のサヤをキュッとつまんで食べる姿を思い出し、楓の胸が疼いた。