絶対にずっと好きだと証明しましょう
見かけによらず寂しがりやのユーゴはタイの鶏焼ガイヤーンを口に入れたとたん旨い!と叫ぶ。
「それにしても今週は月曜から3日連続で一緒にごはん食べてますけど。もしかして私のこと好きなんですか?」
「もちろん好きだよ。楓ちゃんといると楽だし居心地がいい」
「ああ、ときめかない相手だと逆に気を遣わなくていいですもんねー」
楓もガイヤーンに手を伸ばす。
樹の従弟で会社の上司で、共に恋人に置き去りにされて一緒にクリスマスを過ごした仲だ。
楓にとってもユーゴは恋愛でも仕事でも人生でもなんでも相談できる上に、世にも美しいピンク色のカエルが発見されたとか、中国で山男の足跡が見つかったらしいとか、そんな話で盛り上がれる数少ない一緒にいて楽しい相手だった。
「そういえばさ、俺らが付き合ってるって勘違いしてるやついるみたいよ」
「えっ!」
「大丈夫だよ。うちの会社、社内恋愛タブーじゃないし」
「そういう問題ではなくて。勘違いされても困るじゃないですか」
「なんで? 困ることある?」
そう改めて聞かれれば楓が樹と付き合っていることはユーゴも知っているわけで、樹は楓がユーゴとちょくちょく会っていることを知っている。
もとはと言えば樹の予定が合わないせいでいつも2人になってしまうからだし、もちろん樹は2人が頻繁に会っていることなど気にかけていない。
なんならほったらかしの彼女をケアしてくれて感謝の念さえ抱いているだろう。
樹以外の人間にどう勘違いされても別に困ることはない。
「それにしても今週は月曜から3日連続で一緒にごはん食べてますけど。もしかして私のこと好きなんですか?」
「もちろん好きだよ。楓ちゃんといると楽だし居心地がいい」
「ああ、ときめかない相手だと逆に気を遣わなくていいですもんねー」
楓もガイヤーンに手を伸ばす。
樹の従弟で会社の上司で、共に恋人に置き去りにされて一緒にクリスマスを過ごした仲だ。
楓にとってもユーゴは恋愛でも仕事でも人生でもなんでも相談できる上に、世にも美しいピンク色のカエルが発見されたとか、中国で山男の足跡が見つかったらしいとか、そんな話で盛り上がれる数少ない一緒にいて楽しい相手だった。
「そういえばさ、俺らが付き合ってるって勘違いしてるやついるみたいよ」
「えっ!」
「大丈夫だよ。うちの会社、社内恋愛タブーじゃないし」
「そういう問題ではなくて。勘違いされても困るじゃないですか」
「なんで? 困ることある?」
そう改めて聞かれれば楓が樹と付き合っていることはユーゴも知っているわけで、樹は楓がユーゴとちょくちょく会っていることを知っている。
もとはと言えば樹の予定が合わないせいでいつも2人になってしまうからだし、もちろん樹は2人が頻繁に会っていることなど気にかけていない。
なんならほったらかしの彼女をケアしてくれて感謝の念さえ抱いているだろう。
樹以外の人間にどう勘違いされても別に困ることはない。