半径3cm未満に
2、魚島先生と私。
キーンコーンカーンコーン―――
「きりーつ、れーい」
「さよーならー」
ああ、ついに来てしまった。
地獄の放課後だ…。
「恋衣、あんた魚島のとこ行くんでしょ?」
心暖の言葉にしぶしぶうなずいた。
「かわいそー。
恋衣、魚島のこと嫌いなんでしょ?」
そう。
私は魚島先生のことが嫌いなんだ。
数学担当、隣のクラスの担任の魚島 穂貴《うおじま ほだか》先生は優しくて人気がある。
先生との相性が合わないというか、先生のキラキラオーラが苦手だから私はあまり喋らないけど。
でもよばれちゃったものは仕方がないや。
「じゃあ私、行ってくるね」
私はそう言って先生のクラスの3組をのぞきに行った。
「あ、日向さん」
先生はすぐに気づいてくれた。
「入っていいよ」
おそるおそる3組に入って先生の隣に座る。
3組には私たち2人しかいなくて少し不安になった。
「きりーつ、れーい」
「さよーならー」
ああ、ついに来てしまった。
地獄の放課後だ…。
「恋衣、あんた魚島のとこ行くんでしょ?」
心暖の言葉にしぶしぶうなずいた。
「かわいそー。
恋衣、魚島のこと嫌いなんでしょ?」
そう。
私は魚島先生のことが嫌いなんだ。
数学担当、隣のクラスの担任の魚島 穂貴《うおじま ほだか》先生は優しくて人気がある。
先生との相性が合わないというか、先生のキラキラオーラが苦手だから私はあまり喋らないけど。
でもよばれちゃったものは仕方がないや。
「じゃあ私、行ってくるね」
私はそう言って先生のクラスの3組をのぞきに行った。
「あ、日向さん」
先生はすぐに気づいてくれた。
「入っていいよ」
おそるおそる3組に入って先生の隣に座る。
3組には私たち2人しかいなくて少し不安になった。