時をこえて、またキミに恋をする。
神社の御神木である大きな桜の木。
その幹にぽっかりと空いたうろが、なぜか赤紫色にぼんやりと光を放っている。
…こんな光景、今までに見たことがない。
さらに驚いたことに、その光の中に影が見える。
目を凝らすと、その影は徐々に人型となり――。
パッと一瞬にして光が消えたと同時に、だれかがその下にうつ伏せになって倒れていた。
おそらく…人。
しかし、わたしは今さっき見た光景を理解するのに時間がかかっていた。
わたし…、もしかしてまだ夢を見てる?
だって、雨戸を開けて外を見たら、御神木の桜の木のうろが赤紫色に光っていて――。
そこから人が現れた…?
そんなこと、現実で起こるわけがない。
そっか。
やっぱりこれは夢なんだ。
そう思って頬をつねってみたけれど、なぜか痛かった。
その幹にぽっかりと空いたうろが、なぜか赤紫色にぼんやりと光を放っている。
…こんな光景、今までに見たことがない。
さらに驚いたことに、その光の中に影が見える。
目を凝らすと、その影は徐々に人型となり――。
パッと一瞬にして光が消えたと同時に、だれかがその下にうつ伏せになって倒れていた。
おそらく…人。
しかし、わたしは今さっき見た光景を理解するのに時間がかかっていた。
わたし…、もしかしてまだ夢を見てる?
だって、雨戸を開けて外を見たら、御神木の桜の木のうろが赤紫色に光っていて――。
そこから人が現れた…?
そんなこと、現実で起こるわけがない。
そっか。
やっぱりこれは夢なんだ。
そう思って頬をつねってみたけれど、なぜか痛かった。