時をこえて、またキミに恋をする。
幕末剣士、デートの尾行へ
宿泊した旅館が火事になり、宗治が大切にしている桜華を取りに戻ったわたしは火事に巻き込まれ、危うく死にそうになった。
そこへ、宗治が助けにきてくれて――。
『…バカ野郎!!そんなことのために、わざわざ命張るんじゃねぇ!』
『たしかに桜華は、俺の命よりも大切なものだ。…だけど、それよりもお前の命のほうが大切に決まってんだろ』
あのときの宗治の言葉が今でも頭の中で繰り返される。
いろんな意味で、一生忘れることのない思い出となった修学旅行だった。
あれから1ヶ月後。
毎日セミが大合唱する夏休みに入っていた。
わたしは変わらない毎日を過ごしていた。
……いや、違う。
変わったところが…あった。
夜ごはんの時間。
今日はお父さんとお母さんの結婚記念日ということで、お寿司を取った。
そこへ、宗治が助けにきてくれて――。
『…バカ野郎!!そんなことのために、わざわざ命張るんじゃねぇ!』
『たしかに桜華は、俺の命よりも大切なものだ。…だけど、それよりもお前の命のほうが大切に決まってんだろ』
あのときの宗治の言葉が今でも頭の中で繰り返される。
いろんな意味で、一生忘れることのない思い出となった修学旅行だった。
あれから1ヶ月後。
毎日セミが大合唱する夏休みに入っていた。
わたしは変わらない毎日を過ごしていた。
……いや、違う。
変わったところが…あった。
夜ごはんの時間。
今日はお父さんとお母さんの結婚記念日ということで、お寿司を取った。