時をこえて、またキミに恋をする。
「先輩のおうちはこっちですよね」
「うん、そうだよ」
「じゃあ、また学校で――」
「…待って、高倉!」
先輩の家はあっちだからてっきりここで別れると思ったら、なぜか呼び止められた。
「実は、高倉に渡したいものがあるんだ」
「渡したいもの…?」
不思議に思っていると、古関先輩は肩にかけたバッグの中に手を入れ、あるものを取り出した。
「これなんだけど」
差し出されたものは、ピンクのリボンのラッピングがされたプレゼント。
「これって…、古関先輩がお世話になっている人へ買ったものなんじゃないんですか?」
「そうだよ。だから、高倉にもらってほしいんだ」
「…え?」
…待って待って。
どういうこと…?
古関先輩がお世話になっている人って、たしか『好きな人』って言ってたよね…?
「うん、そうだよ」
「じゃあ、また学校で――」
「…待って、高倉!」
先輩の家はあっちだからてっきりここで別れると思ったら、なぜか呼び止められた。
「実は、高倉に渡したいものがあるんだ」
「渡したいもの…?」
不思議に思っていると、古関先輩は肩にかけたバッグの中に手を入れ、あるものを取り出した。
「これなんだけど」
差し出されたものは、ピンクのリボンのラッピングがされたプレゼント。
「これって…、古関先輩がお世話になっている人へ買ったものなんじゃないんですか?」
「そうだよ。だから、高倉にもらってほしいんだ」
「…え?」
…待って待って。
どういうこと…?
古関先輩がお世話になっている人って、たしか『好きな人』って言ってたよね…?