時をこえて、またキミに恋をする。
今日から2学期だ。
「宗治にいちゃん。今日、学校から帰ったらゲームやろうぜ」
「おう。いいぞ、朔」
いつものように、わたし、宗治、朔の3人で登校し、途中の道で小学校に向かう朔と別れる。
朔が曲がり角を曲がり、見えなくなると――。
急に宗治が手を繋いできた…!
「な…なにっ!?」
驚いて、慌てて手を振り払う。
「なにって、現代ではこれが恋人同士がすることじゃないのか?テレビで見たぞ」
「…それはそうかもしれないけど、いきなりされたらびっくりするじゃん…!」
テレビがない時代だったからか、メディアからの情報にすぐに影響される宗治。
手を繋ぐのだって、おそらくこの前見た青春恋愛ドラマから得た知識だろう。
主人公の男の子とヒロインの女の子が付き合って、初デートに出かける回だったから。
「宗治にいちゃん。今日、学校から帰ったらゲームやろうぜ」
「おう。いいぞ、朔」
いつものように、わたし、宗治、朔の3人で登校し、途中の道で小学校に向かう朔と別れる。
朔が曲がり角を曲がり、見えなくなると――。
急に宗治が手を繋いできた…!
「な…なにっ!?」
驚いて、慌てて手を振り払う。
「なにって、現代ではこれが恋人同士がすることじゃないのか?テレビで見たぞ」
「…それはそうかもしれないけど、いきなりされたらびっくりするじゃん…!」
テレビがない時代だったからか、メディアからの情報にすぐに影響される宗治。
手を繋ぐのだって、おそらくこの前見た青春恋愛ドラマから得た知識だろう。
主人公の男の子とヒロインの女の子が付き合って、初デートに出かける回だったから。