時をこえて、またキミに恋をする。
そのお茶を人数分の湯呑みに急須から注ぐおばあちゃん。
新聞を読むお父さん。
朝ごはんを並べるお母さん。
テレビをつける、弟の朔。
これが、わたしの家族だ。
一見普通の6人家族のように見えるけど、これまた他とは少し違うところがある。
それは、みんな霊感を持っているということ。
家が神社という家系だからだろうか…。
そんな家系に引き合わされるように、お嫁にやってきたおばあちゃんもお母さんにも霊感がある。
当然、まだ小学5年生の弟の朔にも。
高倉家は、代々みんな霊感を持っているんだそう。
――しかし、その中でも例外なのはわたし。
わたしには霊感がない。
わたし以外の家族は、物心ついたときから霊を見たり、霊と会話ができるらしいけど、わたしにはそれらがさっぱり。
新聞を読むお父さん。
朝ごはんを並べるお母さん。
テレビをつける、弟の朔。
これが、わたしの家族だ。
一見普通の6人家族のように見えるけど、これまた他とは少し違うところがある。
それは、みんな霊感を持っているということ。
家が神社という家系だからだろうか…。
そんな家系に引き合わされるように、お嫁にやってきたおばあちゃんもお母さんにも霊感がある。
当然、まだ小学5年生の弟の朔にも。
高倉家は、代々みんな霊感を持っているんだそう。
――しかし、その中でも例外なのはわたし。
わたしには霊感がない。
わたし以外の家族は、物心ついたときから霊を見たり、霊と会話ができるらしいけど、わたしにはそれらがさっぱり。