時をこえて、またキミに恋をする。
まさかあんなことが起きるだなんて、思ってもみなかった。
それは、ゴールデンウィーク初日を迎える朝方のこと。
この日は、なぜか朝の5時に目が覚めてしまった。
今日から連休だし本当はもっと寝たかったけれど、目をつむってもなかなか眠れなかった。
なので、仕方なく起きることに。
それなら、早起きして朝ごはんでも作って、お母さんたちをびっくりさせよう。
そう思って、わたしは1階へと下りた。
当然のことだけど、だれもいない1階は暗かった。
まずは雨戸を開けようと、縁側へ向かう。
少々立て付けの悪い雨戸を力いっぱい横へ押すと、雲のかかった空が見えた。
今日の天気はくもりで、空が少し白んでいるのがわかるくらいの明るさ。
だからこそ、すぐ目にとまった。
ウチの庭である神社の敷地内には似つかわしくない、赤紫色の光を――。
それは、ゴールデンウィーク初日を迎える朝方のこと。
この日は、なぜか朝の5時に目が覚めてしまった。
今日から連休だし本当はもっと寝たかったけれど、目をつむってもなかなか眠れなかった。
なので、仕方なく起きることに。
それなら、早起きして朝ごはんでも作って、お母さんたちをびっくりさせよう。
そう思って、わたしは1階へと下りた。
当然のことだけど、だれもいない1階は暗かった。
まずは雨戸を開けようと、縁側へ向かう。
少々立て付けの悪い雨戸を力いっぱい横へ押すと、雲のかかった空が見えた。
今日の天気はくもりで、空が少し白んでいるのがわかるくらいの明るさ。
だからこそ、すぐ目にとまった。
ウチの庭である神社の敷地内には似つかわしくない、赤紫色の光を――。