クールな君と甘々な君


「じゃあね!美羽〜、また明日」


そう言って手を振って帰っていった琴葉に、私も同じく手を振った。


今日は、あまり涼太と話さなかった。


話さないと言うよりは私が避けてしまい、涼太が近くに来たりすると


忘れ物を取りに行ったりと逃げていた。


凄く不思議そうにしていたけど、気にする暇がなかった。


今は、涼太と話せる気分じゃない。


もう少し、自分の気持ちを落ち着かせてからじゃないと絶対に無理…。


そう思い、後1週間はこのまま避け続けようと思った。
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