クールな君と甘々な君
そう無理に自分に言い聞かせ、その後の様子を見ていた。



2人は、何だか恋人のようで凄くお似合いに見えた。


周りのやつも、


「あの2人、すっげーお似合いじゃね?」


「美男美女だよな〜!」


など、言いたい放題言っていた。


俺は、そんな事聞きたくなかった。



だから、一人になれる屋上へと足を運んでいた。


しかし、落ち込んだのもつかの間のこと。



(凹んでる場合じゃねぇ…。早くあいつから、美羽を取り戻す…!)



そう意気込み、屋上へ行くのをやめ、教室に戻った。
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