クールな君と甘々な君

そう言った彼に私は微笑んだ。


すると、彼が顔を赤らめて口元を覆った。


ん?どうしたんだろ?教室暑いのかな?
そう思い、


「顔赤いですけど、ここ暑いですか?場所変えます?」と聞くと、


「いや、大丈夫」と言いそっぽを向いてしまった。


ま、何はともあれ謝ってもらったし何より西野君の新たな一面が見れて嬉しい気持ちがあった。



そこで、予鈴がなり教室に戻ろうと言おうとしたとき……


「明日から、昼休み一緒に飯食ってくれね?」


といわれた。

 
またも、私はマヌケな顔になってしまった。


えっと〜〜、これは夢かな?うん!そうだ、夢だ!


そう思い、自分の頬をつまむが


「イタタタ」
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