クールな君と甘々な君
「あと、さ…」


「ん?どうしたの?」


いいづらそうに話し始めた小関君は、よく見ると顔が赤かった。



もしかして……熱あるの?!



大丈夫?と言おうとしたけど、それは小関君の言葉に遮られた。


「あの、後夜祭の時教室にのこっ―――」


言いかけた直後、私は誰かの手によって耳を塞がれた。


誰かと思い見上げると、それはそうちゃんだった。


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