クールな君と甘々な君
俺は、思っていることとは裏腹に、
凄くそっけない返事をしてしまった。
そのまま俺は、恥ずかしさや驚きのあまり、バックを取らないまま来た道を戻った。
「何やってんだ俺は……。」
せっかく、仲良く慣れるチャンスだったのに、
奇跡のようなチャンスを俺は自ら逃してしまった…。
――――次の日。
俺は彼女を呼び出した。
謝ることを口実にして、俺はこれから
昼食を一緒に食べることを約束した。
我ながらすごかったと思う。
少し赤らんだ顔を、手元で隠しながら教室に戻った。
美羽は、俺とあったことを話していたのか、
その友達がポカンとした顔をしていた。
(そりゃそうか…。苦笑)