クールな君と甘々な君
彼女の声を聞いた瞬間、俺は緊張を隠せなかった。


(同居なんて嫌だ!とか言われたらどうしよう…。)



そんなマイナスなことを考えていたら…


「え?え…、えー?!?!?!?!」

案の定凄く驚いていた…。


美羽のお母さんから、説明を受けた本人は


「断じて無いから!」

と、初っ端から嫌だ発言をされてしまった。



(そんなに俺と一緒が嫌なのか…?)


珍しく落ち込んだ俺をよそに、
美羽は、かわらず、嫌だ発言をしていた。



でも、美羽のお母さんのシュンとした顔を見て負けたと言いたそうな顔をして



「いいよ…。行ってきて…。」


と渋々了承していた。



そうして、俺と美羽の同居生活が幕を開けた
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