愛を奏でるワルツ~ピアニストは運命の相手を手放さない~
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会社帰りに本屋によってレンを特集している本を全て買い、その本を全て読んで編集長を説得する為のプレゼン資料を作った。
だが販売された本を読んでいて気付く。
全てに共通する点があった。
だからこそ今回のインタビューを皆が欲しがる理由も分かる。
プレゼン内容を考え、こういう場合、説得しようと長い文章を書くのは逆効果だろう。
忙しい編集長に僅かな時間だけでも時間を貰い、端的に理解して貰う必要がある。
パソコンに向かい、何度も文章を練り上げるが深夜のせいかテンションが高いように思えて心配な文章だ。
時計を見ればもうすぐ深夜三時。
少し冷静になる時間も必要。
頭がフル回転して眠れないかと思ったが、ベッドに入ればすんなり眠れた。
六時に起きて一通り準備してから再度昨夜書いた資料を確認し、直す。
当然インタビュー審査の質問内容も作って、私は栄養ゼリーを勢いよく飲んで家を出た。