俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
第十四章 不倫疑惑
「今度の休みにまた出かける、それで勘弁しろ」

「わかりました」

彼は翌日から仕事復帰した。
相変わらず私達はキスして抱きしめて腕枕して貰いくっついて眠る、そんな関係が続いた。



ある日のこと、東條さんから彼に電話があった。
こんなに朝早くなんだろうと思ったが、特に気にも止めず朝食の準備をしていた。

「東條がこれから来るとのことだ」

こんなに朝早く、余程重要な話があるのかと疑問に思った。

程なくして東條さんがやって来た。

「おはようございます、朝早くからすみません」

「いいえ、東條さんお食事は?まだのようでしたら、ご一緒に如何ですか」

「ありがとうございます、でもその前に社長と打ち合わせがありますので」

そう言って彼の書斎に入っていった。

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