俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
「自分がここに着いた時、奥様は泣いて取り乱していました、自分はそんな奥様をそのままの状態には出来ず抱きしめました」

「美希、何があった、俺に言ってくれ、何故俺じゃなく東條に抱きしめて貰ったんだ」

「社長、それは違います」

「お前に聞いてない、美希に聞いてるんだ」

「寂しくて、悲しくて、なんかわからなくなって東條さんを蓮さんと間違えたんです」

「何故寂しく、悲しくなったんだ、俺が忙しいからか」

「それもあります、でもそれだけじゃなく、週刊誌のモデルの方に嫉妬しました、すごく嫌だったんです」

「俺は美希に説明したよな、二人で食事に行ったんじゃないと」

「わかっています、でもなんか嫌だったんです」

涙が溢れて止まらない、彼はそんな私を抱きしめてくれた。

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