俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
第十六章 妊娠
急な病気の悪化により、この世を去った。

商店街の方々にも、葬儀に参列して貰い、滞りなく無事に葬儀は済んだ。

「親父さんは幸子さんの元に旅立ったんだな」

商店街の八百屋のご主人がポツリと呟いた。

「仲が良かったからな」

「色々とお世話になりました」
「それはこっちのセリフだよ、親父さんの葬儀にまで呼んで貰って、ありがとうな」

「これからも美希がお世話になると思いますので、よろしくお願いします」

「こちらこそよろしく」



それからしばらく平穏な日々が流れた。

私は生理が遅れていることに気づいた。

いつものように夜、彼は私をベッドに運ぶ。

熱いキスから始まる抱擁、私はもし、妊娠していたら、この先の行為は流産に繋がるのではと不安になった。

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