俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
「蓮さん、あのう、待ってください」

「ん?どうした?」

「あのう、生理が遅れてて、妊娠の可能性があるので」

彼は私をじっと見つめていた。

「蓮さん?」

私は彼の表情に不安を隠しきれずにいた。

子供は欲しくないのかな、と不安が過ぎる。

次に瞬間、彼は満面の笑みになり、私を抱き上げた。

「美希、やったな、すぐ病院へ行こう」

彼は出かける支度を始めた。

「蓮さん、今は夜なので、産婦人科の外来は終わってます、明日いきましょう」

「そうか、そうだよな、じゃ、今日は久しぶりにくっついて寝るか」

「はい」

私は妊娠かもと言う事態に不安と期待で寝られなかった。


俺は一瞬固まった。

美希から妊娠かもしれないと言うことを聞かされて、期待と喜びに胸が大きく高鳴った。

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