俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
「何も遠慮することないんだ、これから美希は俺達の子供を産むと言う大役を熟さなければいけない、俺に頼れよ」

「わかりました」

そして、彼は会社に向かった。

俺は安定期に入るまで公表は避けようと思ったが、これからのことを考えると、東條と商店街の人達にはお世話になる事があるだろうと考え、報告することに決めた。

「東條、済まなかった」

「大丈夫です、珍しいですね、社長が午後から出社とは何かあったのですか」

「美希が妊娠した」

東條はビックリした表情で俺を覗き込んだ。

「本当ですか、おめでとうございます、早速記者会見を開きますか」

< 116 / 316 >

この作品をシェア

pagetop