俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
「いや、安定期に入るまで、この事は伏せておく、商店街の人達だけにはお世話になることもあるだろうから、報告しようと思ってる、もちろんお前にもな、これからも美希をよろしく頼む」

東條は感動したのか、涙を潤ませていた。

「かしこまりました」

俺は仕事が終わると、まず美希に連絡した。

「大丈夫か、仕事終わったからこれから商店街に報告に行ってくる、夕飯はなんでもいいよな」

「お疲れ様です、大丈夫です、よろしくお願いします」

俺は車で、商店街に向かった。

「おお、社長さん、こんな時間に珍しいなあ」

八百屋のご主人が挨拶してくれた。

「今日は報告がありまして、美希が妊娠したんです」

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