俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
俺は美希の待つマンションへ急いだ。

「美希、ただいま、美希、美希」

美希は寝室で横になっていた。

「蓮さん、おかえりなさい」

「大丈夫か」

美希はちょっと顔色が良くないと感じた。

「東條に報告したら、ビックリしてたよ、でも喜んでくれてる、それから商店街の人達もおめでとうって言ってくれてたよ、つわりが落ち着いたら挨拶に行こうな」

「はい」

「おかず、代金いいからと貰ってきたよ、食べられそうか」

美希は身体を起こし、キッチンに移動してテーブルに腰を下ろした。

「少しだけ頂きます」

美希は既につわりが始まり、症状は重い感じだった。

美希に笑顔が無い。

俺はなるべく仕事を早く切り上げ、マンションへ急いだ。

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