俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
第十七章 ライバル出現
安定期に入った為、鏑木美希さんご懐妊のニュースが流れた。
俺は方々からおめでとうとメッセージや電話を貰い、対応に追われた。
そんな矢先、鏑木建設会社の取り引き先のご令嬢が会社にやって来た。
昔から父親通しが付き合いがあり、ゆくゆくは二人を結婚させたいと話していたとの事だった。
俺の父親も相手方の父親も他界して、そんな話は立ち消えになっていたと思われた。
俺も結婚して美希の妊娠も公表したので、まさか恋人に振られたご令嬢が今更、当時の話を持ち出してくるなんて想像もつかない事だった。
今村不動産ご令嬢、今村麗子、二十三歳。
「蓮様、お久しぶりです、麗子です」
「ああ、麗子、久しぶり、親父の葬儀の時はありがとうな」
俺は方々からおめでとうとメッセージや電話を貰い、対応に追われた。
そんな矢先、鏑木建設会社の取り引き先のご令嬢が会社にやって来た。
昔から父親通しが付き合いがあり、ゆくゆくは二人を結婚させたいと話していたとの事だった。
俺の父親も相手方の父親も他界して、そんな話は立ち消えになっていたと思われた。
俺も結婚して美希の妊娠も公表したので、まさか恋人に振られたご令嬢が今更、当時の話を持ち出してくるなんて想像もつかない事だった。
今村不動産ご令嬢、今村麗子、二十三歳。
「蓮様、お久しぶりです、麗子です」
「ああ、麗子、久しぶり、親父の葬儀の時はありがとうな」