俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
「蓮さん」

美希が目を覚まして、俺の名前を呼んだ。

「美希、大丈夫か」

「私はどうしたんですか、赤ちゃんは無事ですか」

「大丈夫だ、切迫流産になりかけたが、無事だったぞ、俺達の子供だからな、そう簡単にいなくならないよ」

美希の目には涙が溢れていた。

「蓮さん、お仕事は?私の事は気にせず、お仕事に行ってください」

「東條に頼んだから大丈夫だ」

「私を病院へ連れてきてくれたのは望月さんですよね、ご迷惑をかけてしまって申し訳ない事をしました」

「大丈夫だ、ちゃんとお礼言っておいたから」

「ありがとうございます」

「当たり前だろ、美希は俺の妻なんだからな」

俺のこの言葉に美希は返事をしないで俯いた。

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