俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
「蓮さん、ごめんなさい、わたし……」

俺は美希を抱きしめ、頬を両手で包み、唇を塞いだ。

俺と美希は見つめ合った。

「望月に連絡しないと、今頃あいつ死物狂いで美希を探してるからな」

俺は望月のスマホに連絡した。

「美希ちゃん、見つかったか」

「ああ、心配をかけたが、マンションに戻っていたよ」

「良かった、ちゃんと話し合えよ」

「色々とありがとうな」

そしてスマホを切った。

「望月に怒られたよ、美希を泣かしたら、俺がもらうと脅された」

「いやです、蓮さんの側がいいです」

「美希」

「麗子さんにも会わないでください、麗子さんは蓮さんを恋愛対象として見ています、ずっと私の側にいてください、私、ヤキモチ焼きなんです」

「ずっと我慢していたのか?」

美希は頷いた。

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