俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
「そうですか、退院したら頑張りましょう」

麗子はニッコリ微笑んだ。

望月は蓮と連絡を取った、美希の悩みを伝えるためだ。

「蓮、どうだ、美希ちゃんの育児を手伝ってるか?」

「いや、なかなか俺に懐いてくれなくてな」

「それはお前の努力が足りないからだ、美希ちゃんは悩んでいたぞ」

「えっ、美希が?」

「ああ、手伝ってやれよ」

蓮はこの時、望月に嫉妬していた。

「美希はお前には悩みを打ち明けるんだな」

「はあ?何言ってるんだ、お前が聞いてやらないからだろ、お前は美希ちゃんに甘え過ぎだ」

「わかってるよ、そう言えば奥さんとはどうなった?」

望月は急に頭を下げた。

「どうしたんだ?」

「俺は美希ちゃんに惚れていた、だから麗子に近づいた」

「お前な」

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