俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
麗子は俺を受け入れてくれる反応を示して、色っぽい声を漏らす。

俺自身もはち切れんばかりに頼もしくなっていた。

「麗子」

「楓」

俺と麗子は朝まで愛を確かめ合った。

それからしばらくして、麗子が話があると改まった態度になった。
「麗子、どうした」

「楓、赤ちゃんが出来たかもしれないの」

「マジかよ」

「生理が遅れてて、病院へ一緒に行ってくれる?」

「ああ、勿論だ」

産婦人科に行くと、診察の結果、麗子は妊娠二ヶ月とのことだった。

「麗子、やったな」

「はい、嬉しい」

その帰り俺と麗子はベビー用品を買いに出掛けた。

カゴに沢山のベビー用品を入れて、満面の笑みを見せていた麗子が、急にカゴからベビー用品を戻し始めた。

「麗子、どうしたんだ、買わないのか」

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