俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
「だって、こんなに買ったら楓のお給料が無くなっちゃうでしょ」

「大丈夫だよ」

「本当?」

麗子は満面の笑みを見せて、またカゴにベビー用品を入れ始めた。
「麗子、同じものは一個にしような」

何個も同じものを種類別にカゴに入れてる麗子に、戻すように促した。

麗子は渋々商品を戻していた。

そんな仕草が堪らず可愛くて、俺は人目を憚らず抱きしめた。

「楓、どうしたの、皆んなが見てるよ」

「いいさ、俺達は夫婦なんだから」

「楓、蓮様に赤ちゃんが出来た事を報告に行きましょう」

「ああ、そうだな」

俺と麗子は蓮と美希ちゃんに妊娠の報告に行った。

「お二人さん揃ってどうしたんだ」

「蓮様、麗子ね、赤ちゃんが出来たの」

「あら、おめでとうございます」

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