俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
美希ちゃんも蓮也を抱っこして、満面の笑みを見せてくれた。

「蓮也くん、かわいい」

その時、蓮が蓮也を抱っこした。

蓮也はすっかり蓮に懐いている様子が伺えた。

「おお、蓮、父親らしくなったじゃないか」

「当たり前だろ、息子はいいぞ、なんか男同士のテレパシーを感じる」

「そうか」

麗子も大きく頷いていた。

「美希ちゃんは大丈夫?」

俺が美希ちゃんを気遣うと、麗子はちょっと拗ねた表情を見せた。

そんな自分の行動を補うように、俺は麗子の肩を抱いて引き寄せた。

「妊娠は嬉しいが、麗子を抱けないのが我慢出来ない」

そう言って、麗子を見つめた。

麗子は嬉しそうに俺の腰に手を回して、じっと俺を見つめていた。

「それじゃ、また」

俺と麗子は挨拶をしてその場を後にした。

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