俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
「安定期に入るまで、大切にしてください」

美希ちゃんが気遣いの言葉をくれた。

俺は麗子を生涯守って行くと心に誓った。

「良かったですね、蓮」

美希がほっとした表情を見せた。

結婚して、蓮也が産まれて、それでも、美希は麗子の俺に対する気持ちに心配を隠せなかった。

俺だって同じだ、楓の美希を見つめる眼差しに嫉妬したのは揺るぎない事実だ。

「美希、俺だけを見ていろ、お前を一生離さないぞ」

「はい」

俺は美希にキスをした。

俺に抱っこされている蓮也はキョトンとした表情を見せた後、俺と美希の顔に自分の顔をくっつけて来た。

「あぅ」

蓮也はパパとママ大好きって言ってくれたように聞こえた。

蓮也が寝たあと、美希は俺の部屋をノックした。
「美希、どうかしたのか」

「蓮さん」

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