俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
改めて、美希がいないと俺は何も出来ないんだと思い知らされた。

美希のありがたみを感謝した。

無事蓮也を保育園に送り届けた。

「社長、急ぎませんと会議に間に合いません」

「もう、そんな時間か」

ベビーシッターを頼むことも考えたが、美希が他人を自分達のテリトリーに入れることに反対した。

また、友達との付き合いも経験させたいとの強い希望があった。

あっという間に迎えの時間がきてしまった。

「やばい、東條、蓮也の保育園の迎えの時間だ」

「あとは私がやっておきますので、早く保育園に行ってください」

「すまん、よろしく頼む」

俺はバタバタと会社を後にして保育園に向かった。

七時の迎えの約束が、保育園に着いたのは七時を過ぎていた。

「蓮也、悪い、遅くなった」

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