俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
俺に迷惑がかかると思っての行動だろうと察しはついた。

しかし、まさか二人目の妊娠は全く予想していなかった。

とにかく美希を探すと心に誓った。

あれから一年の歳月が流れた。

蓮也は四歳になり、幼稚園に通うことになった。

俺の父親ぶりもすっかり板についてきていた。

ベビーシッターの真弓さんは蓮也の世話とハウスキーパーを兼任してくれていた。

傍から見ると、まるで親子のようだ。

そんな矢先、美希から一通の封書が届いた。

中には離婚届が美希のサイン済みで入っていた。

そして、一枚の手紙が添えられていた。

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