俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
「蓮也くんのお母さん、もう退院なさったのですか、あの二人目を出産されたんですか」

私は蓮也に謝りたくて、幼稚園に足を運んだ。

「ママ」

「蓮也」

私は蓮也をぎゅっと抱きしめた。

その時ベビーカーに乗っている赤ちゃんを見て、蓮也は近づいた。

「ママ、この赤ちゃん誰?」

「蓮也の妹よ、美蓮って言うのよ」

「パパは知ってるの?」

「まだ、パパには話していないの、だって、パパには新しい恋人がいるでしょ」

「真弓さんのこと?」

「真弓さんって言うんだ」

「真弓さんはパパの恋人じゃないよ、僕のお迎えとご飯作ってくれるんだよ」

「ママの代わりをしてくれるのね」

「よくわかんない、でもパパはママを探すって頑張ってるよ」

「ねえ、蓮也はママと一緒に暮らそうよ」

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