俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
「パパも一緒?」

「パパはママと一緒だと疲れちゃうみたいだから」

「僕までパパから離れたら、パパ一人になっちゃうから、可哀想だよ、僕はパパの側にいるよ」

「蓮也」

「ママの側には美蓮しかいない?」

「うん」

「パパのこと、大好き?」
「うん、すごく、すごく大好きよ」

蓮也はニッコリ微笑んでベビーカーを覗いて美蓮に話しかけた。

「美蓮、僕は蓮也、お前のお兄ちゃんだぞ、僕はパパの側にいるから、美蓮はママを頼んだぞ」

「あうん」

「ママ、美蓮返事したよ」

「ほんとね」

私は蓮也の成長ぶりに驚いていた。

「蓮也、また、会いに来るから、パパをよろしくね」

「うん、分かった」

私は幼稚園を後にした。

俺は日々仕事に追われ疲れ切っていた。

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