俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
第二十三章 再会
ベビーシッターは美希の本意ではない。

俺が美希と二人で色々なことを解決していけば、いいんだと思った。

真弓さんは快く承諾してくれた。

「また、必要な時は遠慮せずご依頼ください、ではありがとうございました」

「こちらこそ、お世話になりました」

そして、蓮也の幼稚園の迎えの時間が近づいた。

俺は心臓の鼓動が加速していくのを感じた。

一年以上美希と会っていない、許されるなら、この腕にギュッと抱きしめたい、そう気持ちが昂っていた。

そして、蓮也の幼稚園で美希がくるのを待っていた。

「ママ」

蓮也の声に振り向くと、そこには美希が美蓮を抱いて立っていた。

俺は少しずつ美希に近づいた。


「美希、会いたかった」

「蓮さん」

俺と美希はじっと見つめあった。
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