俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
しかもさっき一年ぶりに再会したばかりなのに、嫌味を言ってしまうなんて、だから美希は俺に頼ることが出来ないんだな。

「蓮さん」

「なんで俺はこうなんだろうな、東條に嫉妬してる」

「蓮さん」

「だから、美希に嫌われるんだな」

その時、美蓮が急に泣き出した。

「おでこが熱いみたいだわ」

「医者に連れて行こう」

「どうしましょう、私、なんで気づいてあげられなかったの」

美希は取り乱して泣き出した。

「美希、泣いてる暇はないぞ、医者に行こう、蓮也、ママの荷物を車に運べ」

「分かった」

私は気が動転してしまった、一人で心細かったのもあるが、すっかり蓮さんに頼ってしまったのである。

テキパキと行動して、相変わらず頼もしいと思った。

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