俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
待合室で、ソファに座るとどっと疲れが出たように力が抜けた。

蓮さんは会計を済ませ、薬をもらってくれた。

私一人じゃ出来なかったかもしれない。

「美希、大丈夫か、みんなでマンションに戻ろう」

「でも、このままマンションに行ったら、また蓮さんに迷惑が」

「俺と美希は夫婦だ、そして蓮也と美蓮は俺たちの子供だ、何にも迷惑なことなんてない、大丈夫だ、俺にもっと頼れよ」

「蓮さん」

そしてマンションへ向かった。

美蓮はすぐに回復に向かった。

この日からちょうど連休に入り、親子四人で過ごすことが出来た。

美蓮の熱も下がり、機嫌も良かったので、出かけることにした。

俺は美希にチャンスをくれと伝えた。

「美希、俺にやり直しのチャンスをくれ」

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