俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
「そんな、蓮さんはなにも問題ないです、私が蓮さんの妻として、子供たちの母親として駄目なんです」

「そんなことはないだろう、夫婦二人で色々なことを乗り越えていきたいと言う美希の希望を、俺が疲れたり、出来なかったりで、美希は俺に対する気持ちが離れて行ってる気がするんだ、だから……」

「違うんです」

俺は今までにない美希の態度に戸惑った。

「なにが違うんだ」

「私は蓮さんより一回り年上です、四十歳を過ぎて疲れやすかったり、子育てに一生懸命で自分のことはなにもしていません、そこに、ベビーシッターの若い女の子が毎日来ていたら、蓮さんは絶対にその人の方がいいと思うに決まってます、だから……」

「美希、ヤキモチ妬いてくれたのか」

美希は恥ずかしそうに俯いた。

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