俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
「蓮也、待ってて」

そこで東條が美希に声をかける。

「奥様、蓮也様は自分が見送りしますので、社長をお願いします」

「東條さん、すみません」

美蓮はベッドに寝かされて、泣き出した。

「はい、はい、美蓮、待っててね、パパがネクタイ出来ないんだって、
美蓮はいい子ね」

美希が声をかけると、ピタッと泣き止んだ。

今のうちにと美希は蓮のネクタイを締めた。

「はい、出来ましたよ」

蓮はしょぼんとしていた。

「どうしたんですか」
「俺が一番手がかかるな、ごめん」

美希はふふっと笑い出した。

「蓮さん、なんでも自分で出来たら、私はいらないですよね」

「何言ってる、美希は大事な俺の妻だ、いらない時などないよ」

蓮は美希を引き寄せ抱きしめた。

蓮は美希とキスをした。

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