俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
舌を割り入れて、美希の胸に触れた。

「蓮さん、ダメです、東條さんが戻ってきますよ」

「いいさ、東條に俺たちはこんなにも愛し合っていると見せつけてやれば」

その時、美蓮が泣き出した。

「やべ、美蓮に怒られた」

美希は美蓮を抱き上げた。

「ごめんね、お腹空いたんだね」

美希は寝室に移動して、美蓮に母乳を上げた。

「じゃあ、行ってくるな」

美希は母乳を上げながら、声をかけた。

「蓮さん、行ってらっしゃいませ」

こんな慌ただしい朝は毎日のことだが、それでも幸せを感じている美希だった。

そんな矢先以前ベビーシッターで雇っていた真弓は、蓮への気持ちが大きくなり、

どうしても諦められずにいた。

毎日、蓮との抱擁の妄想に真弓は、蓮に抱いて欲しいと強く願っていた。

< 216 / 316 >

この作品をシェア

pagetop